sylph emew K 「それぞれの音、十人十音」

sylph emewのギタリストのKさんに使用機材や音作り、プレイスタイルについてインタビューさせていただきました!

ギター編


MUSICMAN Luke Blueについて

MUSICMAN Luke Blue Steve Lukather model(SSH)


totoのギタリスト「Steve Lukather」が好きで、購入を検討している時に実際に試奏した時にとても弾きやすく、細かな音作りができるSSHのピックアップ構成だったので購入しました。

アームを使用することが可能です。

フロイドローズほど、アップダウンの幅はありませんが、アームを使用してもチューニングが狂いません。


カスタムについて

ピックアップは、自分が好きなEMGが搭載されていたので、純正のまま使用しています。


チューニングと使用弦

Elixer 11〜49


ドロップCチューニングにしています。

弦は、Elixirの11〜49を使用しています。

手触りの劣化ではなく、ハイ落ちを感じた時に交換しています。


使用用途


音は、繊細なハイミッドなギターです。

ギターの総合的なポテンシャルが高く、このギターと僕のプレイスタイルにあっていることからメインギターとして使用しています。



MUSICMAN Silhouette Specialについて

MUSICMAN Silhouette Special(HSH)


元々、このギターはサブギターとして購入しました。

ですが、やっぱりこのギターも「舞台に立たせてあげたい」「使ってあげたい」と思い、カスタムしました。

ピックアップ構成がメインギターのSSHと違い、HSHになっていることで、このギターにしか出せない音や役割があり、今ではライブでメインギター同様に使用しています。


カスタムについて

元々、ピックアップがSSH構成でしたが、メインギターとの棲み分けを考え、フロントピックアップをハムバッカーに交換しています。


フロントだけではなく、他のピックアップもパッシブでしたが、アクティブのEMGに交換しています。


このギターは、タップ機能がついています。

ピックアップセレクターに干渉せず、TONEノブをプッシュプルすることで、センターのシングルコイルに切り替えることができます。

目まぐるしく展開が変わっていく曲を演奏する中でピックアップの切り替えのミスを減らすためにこういった仕様にしています。


sylphemewの「メンヘラサーカス」で使用しています。


その他には、ピックガードの交換をしています。

元々黒いピックガードでしたが、ブラックパールカラーのピックガードを作っていただいて交換しました。


チューニングと使用弦

Elixer 11〜49


メインのギターと同じく、ドロップCチューニングにしています。

弦も同じく、Elixirの11〜49を使用しています。


使用用途


音は、ローミッドがしっかりとしたギターです。

元々、サブギターとして購入しましたが、ピックアップがHSH構成になっているため、フロントハムバッカーならではの音の温かみや良さがあり、メインギターとは使い分けています。


TODA GUITARS TD-AMLについて

TODA GUITARS TD-AML


以前、サポートをしていた「PINKLOOP」のギターの方から受け継いだギターです。

滋賀の米原にある「TODA GUITARS」で作られたテレキャスターでボディがテレキャスター、ネックはストラトキャスターという面白い組み合わせのギターです。


カスタムについて

元々、ピックアップがHS構成でしたが、HH構成に交換しました。

今のEMGではなく、DiMarzioやSeymour Duncanを試したり、とても悩み試行錯誤しました。

試行錯誤の結果、EMGのピックアップに交換しました。

僕がEMGの良さを知れたのは、このギターのおかげだと思います。


チューニングと使用弦

Elixer 11〜49


このギターもドロップCチューニングにしています。

弦も同じく、Elixirの11〜49を使用しています。

弦の交換頻度は一番低いですが、ライブやレコーディング前に交換します。


使用用途


主にレコーディングで使用します。

レコーディングの際にバッキングフレーズのLRのどちらかで、必ずと言っていいほど、このテレキャスターを使用しています。

このギターには特に思い入れが強く、ワンマンなどのロングステージの場合はライブでも使用します。



Bacchus Surfについて

Bacchus Surf


このギターは、ツアー中に静岡の楽器店で見つけて購入しました。

以前は、ドロップBチューニング用に「Gibson les paul Studio」を使用していましたが、スケールの問題で弦のテンションが安定しないこともあり、今ではこのギターをドロップB専用として使用しています。


カスタムについて

購入した時はピックアップにEMG89が搭載されていましたが、リアをEMG85、フロントをEMG81に交換しています。

元々、89が搭載されていたこともあり、コイルタップ機能がありましたが、今では使用できないようになっています。


チューニングと使用弦

ERNiE BALL 12-56


このギターは、ドロップBチューニングにしています。

弦は、他の機種と違いERNiE BALLの12〜56を使用しています。


使用用途


sylphemewの曲では「猫も杓子も」「under ground」「CHEST」の3曲で使用します。

開放で鳴らした時の一番美味しいBの音を使うためにこのギターを使用しています。

他のギターとは違い、「Fender系ギター× EMG」の組み合わせなので他のギターとは音のイメージが変わります。



ギターのカスタムについて


EMGへのこだわり


使用している多くのギターのピックアップをEMGに交換しています。

アクティブのピックアップの場合、ノイズを軽減したり、周囲の電圧や電流に違いがある場合でも、出音が安定することから、レコーディング・ライブでも変わらず使用しますが、主にライブ用のギターで使用しています。


もちろん、「音が好き」「好きなギタリストが使用している」という理由もありますが、結構実践的なところでEMGに辿りつきました。


EMGのピックアップは、ゲインが多く、激しいジャンルでしっかり歪ませて使用するイメージだと思いますが、


僕が思うEMGの良い音は、ゲインをギリギリのところまで絞ったセッティングで鳴らす音が、一番良い音だと思います。


EMGの中でも様々なモデルがありますが、基本的にリアは「EMG85」、フロントは「EMG81」を使用しています。


EMG85は、太い音の中の芯が真ん中にあって包まれているイメージです。


EMG81は、細かい芯がいっぱい集まって1つの芯があるイメージです。



コンデンサーへのこだわり


ライブで使用するギターのコンデンサーを全てERO製のものに交換しています。

コンデンサーによって音の変化があるので、今までに様々なコンデンサーを試しました。

その中でもEROのコンデンサーは、音の太さや音抜けが抜群に良く、音にかかっていた霧が晴れる感覚があり、気に入っています。



ライブでのギターの持ち替えについて


僕は、ライブ中に色々なギターを曲によって持ち替えたいんですよ。

でも、コンデンサーやピックアップ1つ違うだけで、出音が変わってしまい、PA側もバランスが取りにくい恐れがあるので、ピックアップやコンデンサー、弦にしても基本的に同じものを使用しています。

その分、ギターの特性や個性がハッキリするため、その曲に合ったギターが明確にわかります。


エフェクター編


エフェクターボードのコンセプト

エフェクターが好きな方は、もっとマニアックなメーカーを使用したり、スイッチャーを組んだりすると思いますが、自分はレコーディングで作った音をライブで再現するための足元というコンセプトでボードを組んでいます。

僕にとって、「エフェクター」=「原音に対しての足算」と思っています。

1つのエフェクターが音作りの核になっているというより、あくまでアンプとギターで作った音をさらに活かすエフェクターと思っています。



接続順について


*Thru

ギター→ボリュームペダル(VP-10)→ワウ(MC404)→AB BOX(SW-1)→RC booster→ミュートボックス


*Aループ

ブースター(Central Village)→ブースター(SD-1)→ブースター(Red Snapper)→ブースター(HOT CAKE)→コーラス(CS505)→ディレイ(DL-4)


*Bループ

オクターバー(OC-2)→ディレイ(DD-3)→フェイザー(Phase90)



AループとBループの使い分け


複雑に見える足元ですが、「Thru」「Thru+Aループ」「Thru+Bループ」の3つの使い方です。

「Thru」は、よりアンプ直に近い状態です。

バッキングで使用するので、最小限のエフェクターだけを通るようにすることで、なるべくアンプ本来の音を活かすセッティングしています。


「Aループ」は、ギターソロや歪みを足すために使用しています。

DL-4でリバーブのような短いディレイを作り、歪みエフェクターを併用することで、Aループに切り替えるとすぐにソロに移行できるようになっています。


「Bループ」は、リフや楽曲の1フレーズで使用しています。

オクターバー・ディレイ・フェイザーは、飛び道具のような使い方をしています。



各エフェクターについて


KORG VP-10について

VP-10のハイインピーダンスを使用しています。


様々なメーカーのボリュームペダルも試し、それぞれにボリュームペダルとしての個々の良さがありましたが、トータルの音作りとして考えた時に他のものでは、何か物足りなく感じました。

そういう意味でも、このVP-10の個性や音の変化が好きで長年使っています。

使い方は、MINボリュームを0、MAXボリュームを100に設定しています。


0〜100で出音の調整やクレッシェンドに使用しています。



MC-404 CAE WAHについて

このワウは、ブースト機能が内蔵されています。

ワウを使用したギターソロを弾く時に、このワウをONにすることで自動的に内蔵されたブーストもONになる仕組みになっています。


ブーストの出力・歪み量はワウについているツマミで調節ができます。



KORG DT-10RWについて

DT-10とは、少し見た目が違うDT-10RWというリアルウッドモデルという木目のモデルです。

見た目は違いますが、性能はDT-10と全く同じです。笑


最近では、DT-10より性能が良いチューナーは多くありますが、思い入れや長年DT-10を使用しているので視認性でも慣れていることから使用しています。



sobbat A/B Breaker SW-1について

このAB BOXは長年使用しています。

もちろん、慣れていることから操作性も満足ですし、バッファーも搭載されているので重宝しています。


ここまでコンパクトエフェクターが多い足元ならスイッチャーを入れた方が良いって今の時代なら言われると思いますが、やっぱり、自分はアナログにはアナログしかない良さがあると思ってスイッチャーではなく、AB BOXを使用しています。



Xotic RC boosterについて

RCは、常時ONで使用しています。

やっぱり1家に1台じゃないけど、これは魔法のエフェクターですね。


ボリュームは12時、ゲインは9時にして使用しています。

ゲインを上げ過ぎるとクリーンに支障が出るので、ゲインはクリーンとの兼ね合いで調整しています。


ツマミのトレブルとベースは、アンプの真空管の弱り具合に合わせて、アンプの弱った音域の補正として使用しています。



mute box(Handmade)について

このミュートボックスは、知り合いの方に作っていただきました。

ボリュームペダルを使用して、音をミュートすることも可能ですが、高架下などにあるライブハウスの場合、ライブのMC中にボリュームペダルを0にしても、ノイズが乗ってしまうことがあったので、エフェクターボードの最後にミュートボックスを導入することでアンプの電源ノイズ以外をシャットアウトするために使用しています。



BOSS OC-2について

オクターバーの導入を考えた時に、同じBOSSの「OC-3」とも悩みましたが、OC-3のデジタル感よりもアナログ感のある「OC-2」が僕の好みでした。


「Arrival of the wind」という曲の2番Aメロで使用しています。



BOSS DD-3について

DD-3は、符点8分のセッティングで使用しています。


「恋夢」という曲の1番Aメロで使用しており、楽曲以外にも、ライブのMC中にアンプのリバーブと組み合わせて、ボリューム奏法を使用し、幻想的な雰囲気作りをしています。



MXR Phase90について

このMXRのPhase90は、昔の筆記体のモデルです。

今のモデルと比べるとエフェクトの掛かり方がナチュラルです。


通常、筆記体モデルにはLEDと9Vアダプタの挿し口がありませんが、たまたまその2つが搭載されたものを見つけ、購入しました。


「恋夢」の2番Aメロで使用しています。



CROWTHER AUDIO HOT CAKEについて

シングルコイルのギターソロでよく使用します。

シングルコイルとの相性が良く、レッドスナッパーと比べると音に温かみがある、甘いサウンドになります。



Menatone Red Snapperについて

MenatoneのRes Snapperは、一番使用頻度が高いブースターです。

このブースターの謳い文句が「原音に忠実なブースト」と言われていて、あんまり色付けがなく、アンプの歪みに癖のない歪みが乗り、ボリュームが上がるイメージです。


元々、LEDは赤色ですが、青色に交換しています。



Central Village C.G.WとSD-1(mod. by ovaltone)について

2つは、特にどこで使用すると決まっているわけではなく、ライブのテンションやバンドのダイナミクスに合わせて使い分けています。


エフェクターの特性や癖を演奏の表現の一部にする為に1つのブースターだけではなく、4つのブースター使い分けています。


それぞれにフィードバックの違い、癖の違いがあり、細かいところですが、そう言った細かいところはライブで重要だと思っています。



MAXON CS505について

今は廃盤になっているモデルですが、これは当時好きだったB’zの松本さんが使用しているのを見て、購入しました。


他にも様々なコーラスを試しましたが、その中でもかかり方がナチュラルなこのモデルを選びました。



LINE6 DL-4について

基本的には、デジタルディレイのタイムを変えて使用しています。


1チャンネルは、ギターソロで使用しています。

ショートディレイをリバーブのように使っています。


2チャンネルは、飛び道具として使用しています。

符点8分のような絶妙なタイムで使っています。


3チャンネルは、通常のデジタルディレイとして使用しています。


sylph emewの前身バンドから唯一引き継いでいる「その世界」という曲のCメロで使っています。



Visual sound PURE TONEについて

ビジュアルサウンドのピュアトーンと言われるバッファーです。


「音が浄化される」と言われている魔法のエフェクターです。

体感的にも綺麗というかピュアなサウンドに変わりました。


ギターの直後やアンプの直前など、接続順を試し、自分的にアンプの前が良いと思い、今はアンプの直前で使用しています。


電源について(エフェクター編)

エフェクターのパワーサプライはFree the toneのPT1DとPT3Dを使用しています。

やっぱり電源を変えたことで電源ノイズがなくなりました。

2つの電源を使用している理由は、電源数が足りなかったこともありますが、PT1Dにはディレイやモジュレーションなどの空間系エフェクターを繋ぐ専用の電源口があり、空間系はそちらを使用しています。



シールドとパッチケーブルについて


ギターからエフェクター、エフェクターからアンプ、全てでCUSTOM AUDIO JAPANのシールドを使用しています。

パッチケーブルもCUSTOM AUDIO JAPANを使用しています。


アンプ編



Koch Multi toneについて


このアンプは「sylph emew」の始動のタイミングで購入しました。

実際に試奏してではなく、動画で音を聴いて選びました。

Kochには、歪みに特化した「Power tone」、様々なジャンルに対応した「Multi tone」の2つがありますが、「sylph emew」を始めた当時は、今のジャンルとは異なり、綺麗目な歌物系バンドだったので、ギターの音もクリーンやクランチの綺麗さが求められ、歪みに特化した「Power tone」ではなく、「Multi tone」を購入しました。


アンプEQの「メインの歪みチャンネル」は独立になっていて、「クリーン・クランチチャンネル」は共通になっています。


クリーンサウンド・クランチサウンドの音作り

クリーンとクランチのEQは共通になっているので、クリーン・クランチのそれぞれバランスが良いセッティングしています。


ツマミは、LOW・MIDを9時にしていて、TREBLEだけ2時~3時にしています。

GAINは、ピックアップの出力によって歪み量が変化するので、使用するギターのピックアップに合わせて調整しています。


MUSICMANのシングルピックアップでは12時、ハムバッカーでは、10時で使用しています。



メインの歪みの音作り

メインの歪みチャンネルのEQは独立になっていますが、ここ数年EQは全て12時でセッティングしています。

キャビネットの相性が良く、「アンプの音域」「キャビネットの音域」がハマっているからできているからこそ、できるセッティングだと思います。

なので、他のキャビネットを使用する場合は、音域が変わるため調整します。

GAINは、12時頃にしています。


これがEMGの歪むか歪まないかのセッティングです。

昔、まだギターが今より上手くなかった頃は、GAINは2時にしていましたが、技術に比例してGAINは下がっていきました。



アンプ内蔵リバーブ・マスターボリュームについて


アンプに内蔵されているリバーブは、12時に設定して使用しています。


マスターボリュームのツマミは3時を設定し、常時ONの状態で使用しています。


常時ONにすることで音をセーブされた状態にし、ソロの場合はOFFにしています。


マスターボリュームONの場合

コードバッキングやフレーズなどで使用。


マスターボリュームOFFの場合

ギターソロで使用。


ORANGE pc212について

黒いORANGEの見た目が好みで購入しました。

スピーカーは元々搭載されているvintage30です。

このキャビネットの背面のジャックを交換しています。

バンドのチューニングがドロップチューニングになってから、低音を出し過ぎたり、ブリッジミュートをするとライブ中に抜けることが多々あったので、対処として交換しました。



ORANGE pc212と音作り


サウンドは、完全にドンシャリサウンドです。

音飛びも良く、2発のスピーカーでライブハウスや野外でも十分です。

このドンシャリのキャビネットに対して、どう行った音作りをしようか考えた時に、アンプやギターの求められる音域はMIDDLEと思い、MIDDLEを意識するようになりました。

意識すると言っても、ツマミでMIDDLEを上げるのではなく、アンプやギターの特徴や特性を意識する感じですね。笑



ラック編


FURMAN M8Xについて

ラックタイプの安定化電源です。

表の電源は使わず、裏面の電源を使用しています。

アンプとエフェクターの電源を1つから取ると良くないと思い、このFURMANではアンプ周りの電源を取っています。



KORG DTR1について

このラックチューナーは、チューナーとしても使用できますが、今ではケーブルチェッカー機能を使用しています。

ケーブルチェッカー機能とは、シールドを挿すことで断線や状態をチェックすることができ、使用することでトラブルを事前に防ぐことができます。



ALESIS MicroVerb4について

これは、空間系のエフェクトです。

以前、使用していたHughes&Kettner TRIAMPのリバーブは、KochのようにリバーブをON OFFすることができず常時リバーブがかかってしまうので、アンプのFXに接続してリバーブとして使用していました。


今はオブジェですね。笑



SONIC MAXIMIZER461について

これは昔、魔法のエフェクターと言われたもので、接続することで、めちゃめちゃ音が抜けます。

今では、アンプとキャビネットの相性が良く、使う必要がないので使用していませんが、KochとORANGEの組み合わせ以外のアンプを使う場合は、使用します。


これも、今はオブジェです。笑


電源について(アンプ編)

オヤイデのOCB1STという電源タップを使用しています。

電源は、やっぱり大切な要素の1つで、微々たるものだと思いますが、やっぱり音は変わります。

以前は、アンプ→FURMAN→壁コンセントの順番で電源供給をしていました。

OCB1STを導入してからは、アンプ→FURMAN→OYAIDE→壁コンセントで電源供給をしています。


普通に考えれば、電源供給のラインが1つ増えているので劣化すると思いますが、劣化ではなくOCB1STを挟んだ方が聞いてわかるほど音質が良くなりました。


スピーカーケーブルについて

Colossal Cableを使用しています。

このケーブルにしてから音の太さが格段に変わりました。

よく使われているスピーカーケーブルと比べるとブリッジミュートやコード1発鳴らした時の音圧が別格です。


正直、Colossal Cableが自分の音作りでかなり大きい要素です。

通常時に使用する短いものと、ラックを別置き時に使用する長いものの2本を所持しています。


音作り編


音作りへのこだわり


僕らの世代というか、やっぱりバンドマンは出音が全てだと思っていて、コード1発鳴らしてかっこいいみたいな。

やっぱり良い音で良いライブをしないと対バンも見てくれないと思いますし、仮に見ていなくても、聴いてる人がいると思い、そういう方に訴えかけれる出音を出す為にも音作りは考えています。

自身の音作りについて

リードに特化した音・バッキングに特化した音のように何かに特化した音ではなく、バッキング・リード・ソロの全てをこなせるトータルバランスの良い音作りを心がけています。


理想の音について


今の自分の音は、100点に近いと思っています。

でも、音作りは、絶対的に一生のテーマだと思っています。

年齢や環境と共に好みの音は、変化し続けると思いますし、今後もずっと音作りは考え続けることだと思っています。


ツインギターでの音作りについて


以前、sylphemewのギターの2人は、同じKochのアンプを使用していました。

ツインギターの場合、同じアンプ、電源ケーブルを使用することでがアンサンブルが纏まりやすく、その中でもシールド・スピーカーケーブル・キャビネット・ギターでキャラクターを変え、棲み分けをしていました。


ツインギターのバンドは、よくアンプを変えがちですが、アンプ・電源以外を変えるだけで音のキャラクターは変わるし、同じアンプを使用することで、音の本質が似たものになり、バンドの纏まりやアンサンブルが壊れないと思っています。


電源ケーブルを変えない理由は、音の距離感にあります。

よくある付属の電源ケーブルと、今使用しているOYAIDEの電源ケーブルは、音の距離感が全く違います。


2つを比べて時に同じセッティングでOYAIDEの電源ケーブルを使うと音がかなり前に出ます。


電源ケーブルが違うだけでバッキングフレーズを弾いていても、リードフレーズよりも耳についてしまうので、アンプだけではなく、電源ケーブルも統一しています。


ピックについて

ピックは、JIM DUNLOPの0.88を使用しています。

厚みの違いや、材質の違いなど、様々なピックを試しましたが、弦への引っかかり具合や弾き心地が違い、その中でも「sylph emew」という音楽性を再現する上で、セクション毎にカッチリしてることが多く、柔らかいピックを使ってルーズなイメージではなく、少し固めでしっかりした0.88を選びました。


アナログとデジタルについて


様々なところでKemperの話を聞いたり、実際に今使用しているKochをプロファイリングした音とこの実機を並べて弾かせていただくこともありましたが、正直あと一押しがアナログにはありました。


確かに再現性も高く、僕のシステムと比べるとサイズも小さく利便性も良く、そう言った面ではデジタルアンプは良いと思います。

でも、僕の中での音作りは、このシステムを運ぶところから始まっているんです。笑

わざわざ、重たいアンプを持って、ライブハウスの階段を登って、複雑なシステムをセッティングして、、、、


正直、効率というか側から見れば不便なことだと思います。

でも、この大掛かりなシステムを使うことで、「こんなシステム持ってきて、こんな音かよ」と思われるかもしれないというプレッシャーがあります。


そのプレッシャーが音作りに妥協せず、こだわりを持ち続ける理由だと思っています。

もちろん、利便性を考えて、楽をしようと思えばいくらでもできると思いますが、そうじゃない良さを突き詰めるとアナログに辿り着くと思っています。


現場での音作りの微調整について


現場ではアンプのツマミで微調整をしています。

ライブハウスの場合では、そこまで調整することはありません。

野外の場合では、クリーン・クランチのセッティングを変えることが多くあります。


ライブハウスで使用するクリーン・クランチのセッティングを野外で使用すると音が飛ばなくなるので、クリーンをクランチくらいに調整して、クランチをいつもより歪むようにしています。


中音は変わりますが、外音では同じ音に聴こえていると思います。


音楽性とルーツ編


ギタリスト Kのルーツ


一番影響を受けたのは、B’zの松本孝弘さんです。

僕がギターを始めるきっかけになった方ですし、中学・高校の時に一番聴いて触れていたギタリストなので、勝手に染み付いたというか、ギタリストのルーツとして、揺るがない根底にいるプレイヤーです。

その次にUS系のロックバンドが好きになりました。

Story of the YearとNickel backなど、USの歪みが心地良いバンドが好きで聴いています。


sylph emew Kのルーツ


T.Mの西川貴教さんがボーカルをしているabingdon boys schoolのギターチームにすごく影響を受けました。

ギターチームの1人が元WANDSの柴崎浩さん、もう1人がKinKi Kidsのツアーサポートでギターを弾かれていたSUNAOさんです。

その2人のツインギターがsylphemewのツインギターのルーツになっています。

チューニングもabingdon boys schoolを参考にしました。


sylphemewでドロップBを使ったこともabingdon boys schoolのドロップBの曲を聴いて、「あー、低いなー」って思い、それを参考にしてドロップBを使うようになりました。

他にも、ツインギターの2本のフレーズの棲み分けや、ギターの音作りもabingdon boys schoolに影響を受けています。


Kさんの今後について


sylph emew以外で音楽をやるっていうのはないと思っていましたが、サポートをさせていただく機会も増えてきたので、今後サポートギタリストとしての活動もできればやってみたいです。


他には、もっと自分の技術を磨きつつ、ギターの講師やレッスンもやってみたいと思っています。


元々、ギターを独学で始めたので、まだまだ教えれることは少ないかと思いますが、バンドマンとしての経験やライブでの見せ方など、教えることができればと思っています。

でも最終的には精神論になるかも、、、。笑


以上インタビュー。

Kさんの音作りへのこだわりや姿勢、それを多くのバンドマンに知っていただければなと思い、今回の記事を書かせていただきました。

デジタル化が進む音楽業界の中でアナログの良さにこだわりを持ち、1つ1つのポテンシャルを理解し、最大限に活かす音作りをするKさん。

こだわりや姿勢もありますが、何よりインタビューをさせていただいて、Kさんは本当に音楽が好きで楽しんでいるということがわかりました!笑

そして、2月2日CLUB 3STAR IMAIKE公演をもって解散することが発表されたsylphemew。

この日、sylphemew K としての集大成を迎える!!


-Profile-

学生時代にギターを始め、B’zのギタリスト「松本孝弘」の影響を受けている。

vo.良夢との前身バンドを経て、2010年4月にsylph emewを結成し、ギターを担当している。

近年ではアーティストのサポート活動も行っている。



sylph emew

2010年4月にバンド結成。

当初はボーカル良夢のソロライブのバックバンドとして、集まったメンバーで1日限りのライブを行うだけの予定だった。

2016年4月6日にリリースされた1st EP「アンコントローラブル」の収録曲、「メンヘラサーカス」では、YouTubeの再生回数150万回を記録した。

2019年10月30日に、2020年2月2日の CLUB 3STAR IMAIKE 公演をもって解散することが発表された。



sylph emew「メンヘラサーカス」(Official Music Video)


sylph emew OFFICIAL WEBSITE


https://sylphemew.themedia.jp

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