それでも尚、未来に媚びる ろく「それぞれの音、十人十音」

「それでも尚、未来に媚びる」のギタリスト「ろく」さんに使用機材や音作り、プレイスタイルについてインタビューさせていただきました!

ギター編


Gibson SG 2014について

Gibson SG 2014


自分で購入したギターではなく、2、3年前に母が突然買ってきたギターです。

元々赤いSGを使用していたことと、私が紫色が好きなこともあり、プレゼントしてくれたと思っています。笑

Gibson SG 2014のカスタム


ブリッジ以外は全てカスタムしています。

元々、オートチューナー付きだったペグをGOTOHの製品に交換し、ポッドもパッシブとアクティブの切り替え機能をなくしたり、リアのピックアップを純正ハムバッカーからP-90に交換しました。


Gibson SG 2014のペイント


ピックガード・ボディ・ヘッドには自分で描きました。

ペイントをすることで愛着が増し、多くの機材がある楽屋や機材置き場でも見つけ易いため、エフェクターボード・ギターケース等の自分のものには、自らで描いています。


Gibson SG 2014のツマミ


TONEのツマミはMAXで使用しています。

ライブ中に触ってツマミが変わってしまう可能性があるので、ツマミが効かないように改造しています。

Volumeのツマミは基本的にMAXで使用していますが、バラードな楽曲を弾く場合はボリューム操作を行います。


Gibson SG 2014のピックアップ使用用途


主にリアピックアップを使用しますが、楽曲によってフロント・センターと使い分けています。

スーっと抜ける音ではなく、ザラついた音を出したい時などはフロント・センターを使用します。


Gibson SG 2014の使用用途


弾き心地や慣れが強く、SGをメインで使用しています。

サブのギターがありますが、基本的にライブではトラブルがない限りメインであるこのSGを使用しています。


Gibson SG 2014の使用弦

D’Addario EXL115 MESIUM GAUGE 11-49


D’Addarioの11-49を使用しています。

チューニングはレギュラーチューニングです。

正直、このゲージである必要はないと思いますが、太いゲージだと強いピッキングをした場合でも、弦が切れにくく、安心感があります。笑


交換頻度について


ライブ毎に弦の交換をしています。

やっぱり弦はピカピカじゃないと落ち着きませんね。笑


FERNANDES Stratocasterについて

FERNANDES Stratocaster


このギターもメインと同じく、母が買ってきたものです。笑

自分が産まれる前からあったギターだと思います。

ギターを始めて、初めて触ったギターですが、バンドでは1、2年前から使用しています。

FERNANDES Stratocasterのカスタム


かなり古いギターだったので、フレットが痛んでいたため、フレットを打ち直しています。


FERNANDES Stratocasterのツマミ


SGと同じく、TONEは使用せず、Volumeのツマミを調整して使用しています。


FERNANDES Stratocasterのピックアップ使用用途


ストラト独特のハーフトーンではなく、リア・センター・フロントを楽曲やシチュエーションに合わせて使い分けています。

中でも、センターの音は好きでよく使用します。


FERNANDES Stratocasterの使用用途


主にレコーディングで使用しています。

メインのSGには出せないシングルピックアップ独特のジャキッとしたサウンドが必要な時に使用しています。


FERNANDES Stratocasterの使用弦


メーカーは特に気にせず、ゲージは10-46を使用しています。

SGよりもゲージを落とした方がギターとの相性もよくしっくりくるので、SGより1つ細いゲージを使用しています。

エフェクター編

コンセプト


踏み替えの多い歪みエフェクターを下段に配置することで、見た目・使いやすさ、共に使いやすいエフェクターボードです。

OCDを軸にその他の歪みエフェクターで足し算を行う音作りを行っています。


音作りにおけるエフェクターの組み合わせ


クリーン    全てOFF

ドライブ    OCD

ドライブ(Dist)  OCD+OKKO

ギターソロ   OCD+ OKKO+MC401

リフ・フレーズ OCD+OKKO+Boot-Leg.

ハウリング   OCD+sobbat


接続順


ギター → EP Booster → Boot-Leg. → OKKO → OCD → MC401 → DB-1 → PS-2 → M109 → DT-10 → G3 → アンプ


並列接続ではなく、全て直列で接続しています。


各エフェクターについて


XOTIC EP Booster

EP Boosterを通すだけで太く、温かみのあるサウンドになります。


基本的にはツマミを0にしてかけっぱなしで使用する、まさに王道な使い方をしています。

OFFで使用することもありますが、ONにすると好みの音に近づくため、気持ちよくなりますね。笑


Boot-Leg. Gain Helper

その名の通り、ゲインブースターです。

音量を調節することもできますが、基本的にメインのOCDの音に更に歪みを足すために使用しています。


主にリードフレーズで使用しています。

ONにするとBoot-Leg.のクセがあり、ファズのようなサウンドになります。


OKKO 42 GAIN BOOST UNIT

これもゲインブースターとして使用しています。


主にオクターブなどのフレーズで使用しています。

Boot-Leg.と比べ、音にクセがなく原音を生かしたマイルドなサウンドになります。


OCD Fulltone

音作りの核になる歪みエフェクターです。


歪みの成分がしっかりしているのでゲインは0で使用しています。

0でもOverdriveほどに歪みます。


ドライブサウンドの場合、必ずと言って良いほど常時ONにしています。


MXR MC401 BOOST / LINE DRIVER

ブースターとして使用しています。


原音への味付けやエフェクター独特のクセがないシンプルなブースターです。

使用するアンプによって、エフェクトのかかり具合が変化するので、ライブによってツマミを調節して使用しています。


主にギターソロで使用しています。


sobbat DRIVE Breaker DB-1

主にハウリングを起こす飛び道具として使用しています。

BIGMAFFなど歪みの強いエフェクターを試しましたが、sobbatは音飛びがよく好んで使用しています。


BOSS PS-2 Digital Pitch Shifter / Delay

バンドの活動休止中に遊び感覚で購入しました。

最初は遊びで購入しましたが、最近作った楽曲で使用していて活躍しています。笑


主にメインリフやリードフレーズで使用しています。


MXR M169 Carbon Copy Analog Delay

クセのないアナログディレイです。

リードフレーズやクリーンサウンドでディレイが欲しいと思う時に使用しています。


ディレイタイムがざっくりした設定になっており、タイム感が気になる時はディレイではなくG3のリバーブを使用しています。


KORG DT-10

以前使用していたチューナーが壊れたことをきっかけにDT-10を使用しています。


KORG DT-10の配置


ここにチューナーを入れることは正直自分でもビックリしています。笑

セオリー通りの場合、チューナーは最初というのがありましたが、スペースの都合上、今の配置になりました。


以前まで、チューナーONでミュートをしていても、sobbatなどの歪みが強いエフェクターをONにするとホワイトノイズが発生していましたが、今の配置に変えたことでノイズが一切なくなりました!笑

音痩せもなく、結果オーライですね!笑


ZOOM G3

MXR以外の空間系として使用しています。

バンクは使用せず、コンパクトエフェクターが3つあるようなイメージで使用しています。


ZOOM G3のチャンネル


チャンネル1 リバーブ

チャンネル2 深めのリバーブ+少しディレイ

チャンネル3 コーラス


バラード調の楽曲では常時ONで使用したり、ギターソロ・リフなど様々なシーンで使用しています。


FREE THE TONE PT-1D

基本的に全てのエフェクターの電源をPT-1Dで補っています。

電源が足りていないエフェクターは、直接電源を取っています。

電源ノイズもなく、問題なく使用しています。


ろくさんにとってのエフェクター


使用しているアンプがJC-120ということもあり、歪みエフェクターが自分の音の全てと言っても過言ではないと思います。

シールド編

パッチケーブル・シールドは全てFREE THE TONEのものを使用しています。

以前までは、BELDENのケーブルを使用していましたが、原音を生かすクセのないFREE THE TONEのケーブルがしっくりきて使用しています。


アンプ編

バンドを始めてから、ずっとJC-120を使用しています。

1ch(HIGH)と2ch(LOW)をチャンネルリンクさせて使用しています。


JC-120のセッティング


JC-120は、ライブハウス常設のものを使用していて個体差はありますが、基本的にはこのセッティングにします。


空間系・ディストーション・ブライトスイッチはOFF


基本的に音作りでは、ベースとの棲み分けを考えつつ、中音域~低音域を意識しています。

1chのTrebleは、2chのTrebleと組み合わせて上げることで、独特の嫌な高音域の音ではなく、煌びやかな高音域になります。


チャンネルリンクについて

JC-120を使い始めた頃は、チャンネルリンクをせず使用していましたが、周りの方から勧められてチャンネルリンクして使用するようになってから音に立体感が出ました。


1chと2chを組み合わせることで音域の幅も増えるので、今では基本的にチャンネルリンクして使用しています。


縦置きについて


最初は何と無く、かっこいいからと縦置きにしましたが、実際に縦置きにしてアンプに高さが出たことでモニタリングが良くなり、フロアのお客さんへの聴え方も良くなったと思います。


JC-120の個体差


多くのライブハウスに常設されているJC-120ですが、1つ1つに個性があり、個性に合わせてセッティングが大きく変わります。


エフェクターの乗りが良かったり良くなかったり、ミドルを0にしたり、最大にしたり、、。

それほどまでにJC-120というアンプは個体差によってイコライジングが変わります。

でも、これが面白いんですよ。笑


JC-120へのこだわり


JC-120以外の様々なアンプを試したことがありますが、JC-120がダントツで音が作りやすいです。

どのライブハウスに行っても常設されているアンプで良い音を出せる格好良さ、みたいなものがあると思っています。


JC-120を長く使用しているからこそ、慣れや愛着があり、今では一番好きなアンプです。

今後、アンプを購入するとしてもJC-120を購入すると思います。

音作り・プレイスタイル編


ピックについて

PICKBOYのティアドロップ型0.8mmを使用しています。

以前までは、他のピックを使用していましたが、偶然ライブハウスでこのピックを拾い、使用感・素材・厚みがとても好みだったので、今ではこのピックを使用しています。


現場での微調整


中音のバランスや音の棲み分けを意識して調整しています。

いつも通りの音作りができる場合には「音量」と「アンサンブルのバランス」の調整を行っています。


理想の音作り


自分の好きな音が鳴っていないとやる気が起こらないのでギタリストは自分が好きな音を出すのが一番良いと思い、音作りをしていますが、最低限のバランスは考えています。


音域的にもボーカルと被らないことが大事だと思っていますが、その中でも音量が大きすぎると、ボーカルを殺してしまうことになり、バンドのアンサンブルを崩してしまうので、ギターだけが良い音という考えではなく、バンドサウンドのトータルバランスが大事だと思っています。


プレイスタイルについて


格好良ければそれで良いと思っています。


上手いことに越したことはないですが、ただ演奏が上手いだけのプレイヤーを格好良いと思ったことはありません。


ライブという作品の中で輝くプレイヤーに憧れるし、自分もそうありたいと思っています。


フレージングについて


フレーズを作る時は、必ず歌を大事にすることを意識して作っています。


そして、もう1本のギターとはハッキリと「リード」・「バッキング」の棲み分けをしていないので、2本のギターがぶつかり合わないようなフレーズ作りも意識しています。

音楽性・ルーツ編


ギタリストとしての1歩


20歳の頃に「ゆれる」というバンドのライブを観て、めちゃくちゃ格好良い!と思いながらあみさん(G,Vo)とお話した時に、同じ専門学校に通っていたという話になりました。


元々バンドをやりたいと思っていたけれど中々踏ん切りが付かないでいた時で、「同じ学校を出てる人がこんな格好良いバンドやれてるんだったら自分もやれる」と謎の自信を持ち始め、ギタリストになる道を選びました。


ギタリストからバンドマンへの変化


ギター自体は中高生の頃から触り始めていましたが、高校を卒業した後、デザイン系の専門学校に進学し、ギターから一時期離れました。

その後、「それでも尚、未来に媚びる」に加入したきっかけで、また改めて練習するようになり ました。

だから、真面目に練習を始めたのは20歳を超えてからなんです。笑


ギターを始める時に特に誰に憧れたとかはありませんでしたが「MUCC」ミヤさんの影響は大きく、音作りに関して相談にも乗って貰ってます。


刺激を与えてくれるバンド


ライブハウスに良く行っていたので身近に格好良いバンドが居る事は知っていましたが、バンドを始めてから特に意識するようになりました。


「ガナリヤ、サイレントニクス」「LONE」「裸体」など、身近な大阪のバンドが常に良い刺激や影響を与えてくれるので、本当に恵まれた環境でバンドができていると思います。


ギタリストろくの今後


ギタリストとしては、それでも尚、未来に媚びるのギタリストであれたらそれで充分です。

ライブは月10本以上、打ち上げもしっかりやる、生粋のバンドマンであり続けたいです。

ギター以外では、アートワークを手掛けているので絵を描くことやデザイン関係等も含めてマルチに活動していけたらと思っています。


以上インタビュー。


ギタリストの音作りの第一歩とも言われるJC-120を使った「ろく」さんのサウンドメイク。

それは、エフェクターとの相性・現場での細かな微調整から考えられた作り込まれた音作りでした。

JC-120ユーザーの1つの音作りの参考になればと思います。

自身のプレイスタイル・魅せ方を武器にこれからも生粋のバンドマンとしての活動に目が離せません!


-Profile-

ろく

18歳頃「それでも尚、未来に媚びる」に出会う。当時はデザイン担当。

21歳の時に 「それでも尚、未来に媚びる」に加入。デザイナーからギタリストに昇格。



それでも尚、未来に媚びる


大阪結成の4人組ロックバンド

2012年に活動を始める。

感情を直接抉るようなライブを武器に関西を中心に活動中

それでも尚、未来に媚びる企画「幻色シンパシー」「オイフェス」などの自主企画を積極的に行うなど、その活動の幅も広い。


・それでも尚、未来に媚びる HP


https://sorekobi.com


・それでも尚、未来に媚びる「まれびと」MV


それでも尚、未来に媚びる presents

オイフェス2020 特設webサイト

https://sorekobi.com/oifes-2020/


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