PROFESSIONAL 「音楽屋ファンハウス」

ネット販売をメインに多くのギターの流通させてながらもその多くの顧客と1人で向き合い続ける、大阪の音楽屋ファンハウスさんに自身の「仕事の流儀」と「こだわり」についてインタビューさせていただきました。

ファンハウスについて

"創業について"


2004年、日本橋でレコードショップとして創業しました。

2011年に楽器店として店舗拡張の為に南船場に移転し、2014年に今の店舗になり、ネット販売を主にした楽器店になりました。


"創業のきっかけについて"


正直、音楽に関わる仕事を本気でできれば、なんでも良かったんですよ。笑

それでレコード屋の方からお話をいただいて、経営をするようになりました。


"楽器を取り扱うようになった経緯は?"


楽器を販売するようになった中で最初に商品にしたのは、自分のギターだったんですよ。

僕自身、ギタリストだったので20本ほど持っていましたが、そんなに弾かないと思い、レコード屋の方でCDスペースを縮小して、中古ギターの販売を始めました。


"「音楽屋」とは?"


昔から多くの方に「音楽屋」って何?と聞かれることが多かったのですが、

以前、レコードを仕入れにアメリカに行く機会があったんですが、アメリカのレコードショップには、グッズやTシャツ、フィギュアなどがあるのが当たり前なんですよ。

そのアメリカのレコードショップのように様々な音楽に関わるモノがある楽しいお店にしたいと思い、楽器やレコードだけでなく、グッズやTシャツやフィギュアの販売するようになりました。

そこから音楽に関わるモノを全て扱う「音楽屋」になりました。


主に取り扱うメーカーについて


主に取り扱っているのはBacchusです。

次に多いのは、Bacchusと同じ会社が経営しているアコースティックギターメーカーのHeadwayです。

"様々なメーカーがある中で、「Bacchus」「Headway」をメインに取り扱う理由は?"


以前は、他のメーカーさんも取り扱っていました。

ですが、その中でも新しいことをしていたりして、どんどん人気が上がっていったりと、

僕自身、1つのメーカーに懸けてみようと思ったからです。


"Bacchusを扱う中でオススメのモデルは?"


国産Bacchusのギターでテレキャスター系のTACTICST-MASTERですね。

大体、10万~20万の価格帯のシリーズで、その価格帯のBacchusのギターっていうのは、他のブランドのギターを比べた中でも勝るにも劣っていないギターだと思います。

もちろんスペックや様々な違いはありますが、同じ価格帯のFenderのギターと国産Bacchusのギターを比べた時に国産Bacchusの方がコストパフォーマンスは断然いいと思います。

わかりやすく例えるとBacchusの15万のギターとFenderの20~25万あたりのギターの性能というのは、正直あまり変わらないかなと思っています。

もちろん、モノによっては変わるんですけど、、、、。

でもそれが国産ブランドと海外ブランドの差だと思っています。

例えば日本で10万で売られているギターがアメリカに行くと20万になりますし、

逆にアメリカで20万のギターが日本では30万になるわけなんですよ。

っていうことを考えると圧倒的に国産ブランドを日本で買う方がコスパと思っています。




メンテナンスについて


ネット注文されたギターやベースを送る前にどういったメンテナンスを行っていますか?

もちろんメンテナンスとは、その方が求めている状態にすることが一番良いと思いますが、

ネット販売の場合、プレイヤーが見えないんですよ。

だから、購入していただいた方の情報からある程度、イメージします。

その中で「その人がどういうセッティングが一番困らないか」を一番に考えます。

「プレイヤー」と「ギター、ベースの個体」その両方の接点を探し、一番良いところで落ち着けたいと思っています。

それらは、値段に関係なく心がけています。


"鳴りが一番良い状態で渡すなどと聞いたこともありますが?"


鳴りの良し悪しは、同じ個体を複数本持っている職人や販売の人間だからこそ、その個体差っていうのがわかりますが、買っていただくお客さんにとっては、その1本が全てなんですよね。

そして鳴りというのは、プレイヤーの特徴や技量によって鳴るか鳴らないというのが決まります。

こちらが鳴ると思っていたとしても、購入した方のスキルが伴っていないと鳴らないんですよ。

だから、どこが鳴りに関して、ベストマッチかは分かりませんが、

鳴りを最重要視する場合に弾きやすいギターは、仕上がらないと思っています。


メーカー品とカスタムについて


"実際に購入してすぐにカスタムする人がいますが?"


基本的にしっかりとしたメーカーが作ってるものをカスタムするのは、良くないと思っています。

「どうしてもこのルックスが好きなんだけど、安いギターということは、ペグも安いよね。ピックアップも安いよね」という理由の場合、まだ話はわかりますが、大体金額的に10万以上のギターは完成されています。

だからこそ、純正品ギターをカスタムする前に一度そのギターを受け入れて弾いてほしいと思っています。

例えば、ネックを丸々交換すると変えて良くなるかわからないですよね?

今の時代では、様々な発信ツールがある中で個人の方が「このボディならこのネック材が合う」というのがありますが、私達のように仕事で楽器を触る人間からしたら考え方が偏りすぎていると思います。

個人の考え方と、365日ギターのことを考えて作ってるメーカーの方とどっちが正しいかと考えると、98%メーカーの人が正しいんですよ。

だからこそ、純正品っていうのを一度受け入れてみて、ピックアップを変えれば自分の好みに近づくんじゃないかとか、1つ1つやって欲しいんですよね。

一度に自分の好きなスペックにしてしまうとそのギターである必要がないし、そのギターの音の本質っていうものを失ってしまうと思うんですよね。

ちなみに私も今使っているギターがありますが、そのギターには一切手を加えていません。

正直、ピックアップも気にいらないんですけど、、、

でも気に入らないと言いつつも、このギターで良い音や自分が思うプレイができないのは、

自分がまだまだこのギターを扱えていないからだと思っています。

仮にこのギターをジミヘンが弾いたら、めちゃめちゃ良い音やジミヘンが思ったプレイができると思うんですよ。

そう思ったら、交換するって自分に負けるってことと同じだと思うんです。笑


音楽屋ファンハウスのこれからについて


ギター教室をできればと思っています。

今では、多くのスタジオや楽器屋さんがレッスンを行なっていますが、

以前、僕は誰かに教えてもらうという事を否定していました。


そもそも、ロックってそれぞれ入り口が違うはずなんですよ。

何かに衝撃を受けたり、感動したり、それぞれ違いますよね。


「こんなんやりたい」って思って始めるわけじゃないですか?

「SEKAI NO OWARI」を見た。あんなんやりたい。

「ゆず」を見た。あんなんやりたい。

「ONE OK ROCK」を見た。あんなんやりたい。

全く違う音楽ですよね。

ところが、教える側は、それぞれの専門に分かれていないんです。

だからこそ、自分のなりたいミュージシャンを見て覚えて欲しいんですよ。

最近では、YOUTUBEやネットの普及により、様々なところから情報を得ることができ、運指やプレイが器用になっていますが、1音1音に命がないというか、音が生きてないんですよね。


簡潔にまとめると、形にハマる事で柔軟性がなくなってしまっていると思っています。

ですが、「形にハマる」ことはダメなことではなく、例えば1960年代の形にハマるというのは良いと思っています。

なぜ1960年代からなら、形にハマっても良いのかというと、、、、

今ありふれている音楽のルーツに近いからなんですよ。


60年代のギターやオールドミュージックというかロックの元祖の形にハマることでそこからの伸び代があるんですけど、

今の2019年の音楽の形にハマってしまうと、ルーツっていうものは見つけることができても、

その音楽の60年代~2019年までの過程を知ることができないんですよ。

ということは、昔の音楽から始めればそこから1歩1歩、年代を歩んでいけるんですよ。

そういったプレイヤーの方に知って欲しいというか教えたいと思っています。


音楽のルーツであったり、その音楽がどうやって派生して現代の音楽になったか、など音楽の深みやテクニック以外のことも教えれたらなと思っています。



【音楽屋 ファンハウス 】

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