Mr.FanTastiC つっくん「それぞれの音、十人十音」

Mr.FanTastiCのギタリスト「つっくん 」さんに使用機材や音作り、プレイスタイルについてインタビューさせていただきました!

ギター編


Dragonfly Hi STAについて

Dragonfly Hi STA


リアのピックアップがハムバッカーのストラトを購入しようと思い、楽器店を探し回り、多くのギターを試奏した中で、このDragonflyが一番良かったことから購入しました。


Dragonfly Hi STAのサウンド


ステンレスフレット、メイプル指板の組み合わせによって音の立ち上がりが早く、サブで使用しているPaul Reed Smithよりも歪みます。


シングルコイルも通常のものよりも大きくパワーがありますが、ハイゲインなピックアップではなく、1つ1つの繊細な音を出しつつ、しっかりとした芯のあるサウンドです。


Dragonfly Hi STAのピックアップの使用用途


基本的に「リア」を使用しています。

ローゲインな楽曲や曲調に合わせて、「センター」を使用することで味付けを変えています。

「リア」の次に「リア・センター」のハーフトーンを多用します。

パワー感を残しながらも音のバランスが良く、ドライブサウンド~クリーンサウンドまで多くのシーンで使用しています。

リアのハムバッカーに負けないシングルコイルのパワーがある、このギターだからこそのサウンドだと思います。


Dragonfly Hi STAの特徴


ハッキリ言うなら「じゃじゃ馬」です。笑

今では比較的に上手く扱えるようになりましたが、じゃじゃ馬だからこそ飽きがなく、弾いてて本当に面白いギターですね!


Paul Reed Smith Specialについて

Paul Reed Smith Special


このギターは、専門学校時代の先生がPaul Reed Smithをたくさん所持しており、それに憧れたことが購入の理由ですね。笑

使用しているDragonflyとの互換性を考慮し、HSH構成のモデルを購入しました。


Paul Reed Smith Specialのサウンド


メインで使用しているDragonflyよりも歪み量は減ります。

ですが、メインのギターと違い、フロントピックアップのハムバッカーの温かみのある丸いサウンドを持ち、Paul Reed Smithならではのオールジャンルに対応できるサウンドです。


Paul Reed Smith Specialのピックアップの使用用途


Dragonflyと同じく「リア」「ハーフトーン」をメインで使用します。

「フロント」のハムバッカーの音が良く、レコーディングなどでよく使用します。

Dragonflyの「フロント」のシングルコイルだと硬すぎる時に丁度良いです。


Paul Reed Smith Specialの特徴


Dragonflyが「じゃじゃ馬」なら、Paul Reed Smithは「優等生」ですね。

強烈な個性を持っているわけではないですが、音が綺麗にまとまっていて、どんなジャンルにも対応できるギターです。


DragonflyとPaul Reed Smithの使い分け


シチュエーションに合わせて使い分けるのではなく、気分で使い分けています。笑

2本は互換性が高く、スペックも高いので、基本的にDragonflyはメイン、Paul Reed Smithはサブという使い方をしています。


ボリュームノブについて


ボリュームの調整は僕のプレイスタイルには欠かせないものです。

クレッシェンドさせたり、アンプをドライブさせている状態で、手元のボリュームを絞り、クリーンにしています。


絶対的なこだわりとして、どのギターのボリュームノブをスピードノブタイプに交換しています。


メタルノブやストラト純正のFender系ノブだと、思い通りの操作ができないためです。

他に所持しているギターも全て交換しています。

使用弦について

ERNIEBALL 10~52


ERNIEBALLの10~52のヘビーボトムを使用しています。

チューニングはレギュラーチューニングです。

思い切ったピッキングができるため太い弦を使用しています。

サポートではドロップCにすることもありますが、その場合でもギターや弦のゲージを変えず、そのまま対応しています。

ギターは、どちらにも対応できるように調整しています。


交換頻度について


ライブ前に必ず交換しています。

2日連続でライブになった場合でも必ず交換しています。

ライブがない場合は、基本的に交換していません。笑

切れたら交換するぐらいです。


エフェクター編


接続順について


ギター → One Control BJF BufferCRY BABYPEC-2 → アンプ

上記以外のエフェクターはPEC-2 LOOPに接続。


各エフェクターについて


One Control Minimal Series BJF Bufferについて

アルミ削り出し+イラストのカッコ良さに惹かれてジャケ買いしました。笑

好みで購入しましたが、実際に音も良く、他の様々なバッファーを試しましたが、このBJFが1番しっくりハマっています。


DUNLOP CRY BABY 95Qについて

バネ式のCRY BABYのワウです。

通常のワウと違い、踏むことでONになり、足を離すOFFになります。

ONにした瞬間、フィルターが閉じたサウンドになり、そこからフィルターが開いていくようなフレーズなどで使用しています。

他には手元のボリュームノブのクレッシェンドに合わせて使用しています。

通常のスイッチ式のワウだとどうしてもONにする動作が必要ですが、バネ式だと気が向いた時に足を置くだけでワウワウできるので、その操作性が気に入っています。


PEC-2について

今では他にも新しいスイッチャーは多くありますが、シンプルかつ、直感的に操作ができるPEC-2が自分にしっくり合っています。


ライブでは0、1、2の3バンクを使用しています。

主に1バンクをメインで使用しています。


PEC-2のチャンネルについて


1チャンネル クリーンサウンド

2チャンネル クリーンサウンド+エフェクト

3チャンネル ドライブチャンネル

4チャンネル ドライブチャンネル+エフェクト

5チャンネル リードフレーズ用サウンド

6チャンネル リードフレーズ用サウンド+エフェクト


MOOER Micro Preamp 018について

Custom Audio Amplificationがシミュレートされたプリアンプです。

主にアンプが持ち込めないサポートの現場で使用しています。

シミュレートのクオリティも高く、ドライブチャンネルとして使用しています。


MOOER Micro Preamp 005について

EVHの5150Ⅲがシミュレートされたプリアンプです。

Preamp 018と同様にサポートの現場で使用しています。

クリーンチャンネルとして使用していますが、歪みの成分が強く、ピッキングでニュアンスをつけて調整しています。


EP Boosterについて

ブースターとして使用しています。

よく掛けっぱなしで使用する方が多いですが、そう言う方から言わせれば邪道です!笑

ですが、Micro Preampとの相性が良く、Micro PreampのサウンドにEP Booster上乗せすることで、厚みのあるリードサウンドになります。


Effects Bakery Croissant Distortionについて

クロワッサンが万歳しているイラストに惹かれて、ジャケ買いです!笑

ですが、サウンドはかなり良く、ディストーション~クランチサウンドまでゲインの幅が広く、トーンの効きも良く、エフェクター独特のブーミーなロー感ではなく、タイトに締まったローが出ます。


Ibanez TS80835THについて

35周年anniversaryモデルでビンテージTube screamerの復刻版です。

復刻版というだけあり、チップや細かい要素も限りなくビンテージに近い音がすると言われています。

実際にTS9やTS808とも弾き比べましたが、この35THが抜群で購入しました。

今までTube screamerに興味があまりありませんでしたが、35THを導入してからは、これ無しではやっていけないくらいです。笑

ドライブチャンネルに常に掛けっぱなしで使用しています。


PETERSON STOMP CLASSICについて

お世話になっているリペアマンの方から勧められて購入しました。

このPETERSONには「スイートナー機能」というギターを調律する機能が搭載されています。

ピアノは、鍵盤の中央を440hzにしている場合、下に行けば行くほど、若干フラットいていて、逆に上にあれば上がるほど、若干シャープしている方が綺麗にコードを鳴らしやすく、音が濁りにくいと言われています。

それと同じことをギターにも行うのが「スイートナー機能」です。

実際に弾いてみると音の違いがハッキリと体感できるほどです。

正直、このボードの中で手放せないランキング1位、2位を争うエフェクターです。


LINE6 M9について

エフェクト関係はこれ1台に任せています。笑

主にリバーブ・ディレイをよく使用し、飛び道具としてオクターバー・フェイザー・フランジャーを使用しています。

ギターソロには、ショートディレイを使用しています。


VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ ) POWER CARRIER VA-08 MKIIについて

コストパフォーマンスも良く、使い勝手も良く、使用しています。


電源タップへのこだわり

Panasonicの電源タップを持ち込んで使用しています。

様々な電源タップがありますが、Panasonicの製品はクセがなく、電源供給としては1番ですね。


エフェクターへのこだわり


「シンプルな操作性」「直感的に触れるか?」ということが凄く大きいです。

利便性も必要ですが、演奏中に何度もエフェクターを踏まないといけないのは、どうしても演奏に支障が出てしまうので、なるべく踏むアクションを減らしたいと思い、あくまで操作はシンプルなものを使用し、M9などの利便性に特化したデジタルなもので引き出しを作っています。


シールド・パッチケーブル編


ギター → エフェクターボードのシールド

ORBのCS216というケーブルを使用しています。

ケーブルに関しては、もうこれ以外ありえないですね。笑

このケーブルを使用するだけで音に艶や色気が出て、弾いていて楽しいんです!笑

「弾いていて楽しい」こんなシールドは、ORB以外では出会ったことがありません。


エフェクターボード → アンプのシールド

エフェクターボードからアンプへの接続はEx-proのケーブルを使用しています。

ギターからエフェクターボードのシールドと同じくORBのケーブルを使用したいと思っていましたが、両方にORBのケーブルを使用すると、音がハイファイ過ぎてしまい、ワイドレンジすぎて扱いづらくなる可能性があり、Ex-proのケーブルを使用しています。


パッチケーブルについて

パッチケーブルは、全てFREE THE TONEのソルダーレスケーブルを使用しています。

プラグが小さく、エフェクターボードの配置に困ることがなくなりました。

はんだ付けではないため、トラブルが起きた際の対処も早くできることや、音もダイレクトに再現してくれることから気に入って使用しています。


アンプ編(メイン)

Bogner Ecstasy 101Bについて

僕の好きなギタリストがBognerを使用していて、凄くBognerに対して憧れがあり購入しました。

初めて憧れたモデルで自分がずっと片想いしていたアンプなので愛着が半端じゃないんですよ。笑

もうこのコイツじゃないと考えられないですね。


Bogner Ecstasy 101Bのチャンネル


クリーンチャンネル・バッキング用のドライブチャンネル・リード用のドライブチャンネルの3チャンネルを足元のPEC-2で切り替えて使用しています。


GAINの調節


ローゲインの曲の時は、ギターのボリュームを絞るか、Tube screamerをOFFにしてGAINの調節を行っています。

Tube screamerをOFFにすることでミドルの飽和感が変わり、少しタイトなサウンドになります。


EQのセッティング


イコライザーは、ほぼ12時のフラットで使用しています。

現場によって「今日はちょっとこうしようかな?」と設定を変えますが、最終的には12時近くで落ち着きます。


エクスカージョンスイッチについて


このアンプのキモになっているスイッチです。

ルーズ・ミドル・タイトと各チャンネルの低音のダンピングを調整できるようになっています。

ドライブチャンネルのエクスカージョンは、全てルーズ。

クリーンチャンネルは、タイトに設定しています。


ブライトスイッチについて


ブライト2で使用しています。

ブライトが2種類付いていて、ブライト1・ブライト2から選ぶことができます。

ブライト1は、ミドルとハイが上がり、ブライト2はハイだけが上がるようになっています。


プレキシモードスイッチについて


ヘッド裏側のスイッチと組み合わせることでプレキシと同じ回路を使用することができます。

ライブでは使用しませんが、レコーディングでは大活躍しています。

気持ちの良い粘りのあるクランチを作る時にプレキシモードを使用しています。


SOUND STYLEについて


SOUND STYLEという真空管の駆動数を切り替える事ができるスイッチがあり、NEWは5極駆動、OLDは3極駆動に設定できます。


基本的にNEWで使用しています。

NEWの場合、レスポンスやレンジ感が広く、OLDはプレキシモードと組み合わせる事で粘り気のあるサウンドになります。


Mini Amp Gizmoについて

Bogner Ecstasy 101Bは、MIDI操作ができないため、Mini Amp Gizmoを使用してチャンネル切り替え信号をMIDIに変換し、PEC-2で操作しています。


ORANGE 412について

Bognerとの相性が良く、ミドルの音立ち、ローの締まりが抜群に良いです。

ORANGEを持って行けない現場の場合は、常設のMarshallを使用することもありますが、やっぱりORANGEで鳴らす方が遥かにテンションは上がりますね!笑


アンプ編(サブ)

サポートの現場やレコーディングで使用しています。

サブアンプを使用する場合は、MOOERのプリアンプを使用しています。


ELECTRO-HARMONIX 44 Magnumについて

44Wのトランジスタパワーアンプです。

ブライト、ノーマルの2種類からモードを選ぶ事ができ、ブライトで使用しています。

44Wですが、出力も高く、ボリュームは9時ぐらいで使用しています。


Custom Audio キャビネットについて

友人から頂いたキャビネットです。

1発キャビネットだと弱そうに見えますが、4発キャビネットを食えるほど凄いですよ!笑

モニタリングも問題なく、ライブでも箱馬等は使用していません。


スピーカーは、EMINENSEのTONKERが搭載させており、鋭くパワーのあるサウンドが特徴です。


スピーカーケーブル・電源ケーブルについて

スピーカーケーブルと電源ケーブルはORBの製品を使用しています。

シールドと同じく他のものと比べると音に艶が出ます。

このケーブルを使用する事で音が繊細になり、ボリュームへのレスポンス・ピッキングのダイナミクスへの追従性が格段に上がりました。


音作り編


Mr.FanTastiCとサポートでの音作り


自分のバンドやそれ以外でも音作りは一切変えていません。笑

もちろん、バンドによって気を使うことはありますが、ボリューム調節のみでイコライジングを変更することはしていません。

それだけ自分の音に誇りを持っていますし、それが合わなければ呼んで頂かなくても大丈夫というスタンスでサポートをやっています!笑


現場での微調整


基本的に現場での微調整はアンプで行っています。

EQを調整することもありますが、やりづらい場合は音量を調節することで解決する事が多いですね!


音楽性・ルーツ編


ギタリストつっくんのルーツ


祖父がギターを弾いていたことから僕もギターを弾くようになりました。

BUMP OF CHICKENのコピーなどをしていましたが、X JAPANに出会ったことがきっかけでメタルにハマり、高校時代はメタルばっかり聴いていました。


高校生の夏休みに遊びに行かずに「地獄のメカニカルトレーニングフレーズ」をずっと弾いていましたねー。笑

本の名前の通り、地獄でしたが。それが僕のルーツになっていると思います。


今後の活動について


もっとバンド活動に専念したいという気持ちもありますが、必要としてくれている方がいるなら、僕はどこでもギターを弾きたいと思っています。

音は変えませんが。笑


プレイヤーとしては、もっとシンプルなプレイに寄せていきたいと思っています。

難しいことを減らし、シンプルに!と思いながらも毎度、小賢しいフレーズを入れたくなってしまうので、もっとシンプルに研ぎ澄ませれたプレイヤーになりたいと思っています


以上インタビュー


シンプルなように見えて、電源ケーブルやスピーカーケーブル、電源タップなど細部にまで作り込まれた音作りは、様々なプレイヤーとしての経験を経たつっくんならではの音作りでした。

自身のMr.FanTastiCだけでなく、サポートでも自身の音作りにこだわりを持ち、曲げないスタイルは多くのギタリストの希望ですね!

これからも多くのステージに立ち、様々な活動を控えたつっくんの今後に目が離せません!


-Profile-

つっくん 京都出身 O型 3月21日生まれ

高校時代にメタルと出会い、メタルに精通した技巧派ギタリスト

2018年6月にMr.FanTastiCを結成し、ギターを担当している。

近年では多くのアーティストのサポート活動も行っている。


Mr.FanTastiC

Vo,メガテラ・ゼロを中心に2018年6月結成。

同年9月に1000人規模となるTSUTAYA O-EASTで始動ワンマンライブを敢行。

以降関西を中心に精力的にライヴ活動を行い、結成1年でメジャーデビューを果たす。 汗あり涙なしのファンタスティックロックバンド。


Mr.FanTastiC HP

https://mrfantastic.ponycanyon.co.jp


Mr.FanTastiC 「ウイスキーハロウィン」MV


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