【世界に切り込む日本のアーティスト】 「dps」 ”森丘 直樹” 使用機材レポート!!


”ESPの新しく追加されたギターについて

森丘直樹=フロイドローズ搭載のギターというイメージでしたが?

まず、フロイドローズは弦が1本でも切れると、全ての弦のチューニングが狂ってしまうのが不安というのもあるのですが、アジアツアーはそもそもギター1本しか持っていけないような状況で、フロイドローズ1本で乗り込むのはちょっと怖いなと思ったので、、、

元々テイルピースタイプのギターを持っていなかったので、以前から欲しいっていうのはあったんですけど、それならこの機会に用意して持って行こうかなということで追加したのがこのモデルですね!

”スペック、ピックアップの仕様はいかがでしょうか?”

ピックアップはロゴが違うだけで中身は茶色のアモロスと一緒なんです!

どちらもフロントはセイモアダンカンのSH-1で、リアはSH-4です。

違いはネック材ですね。フロイドローズのモデルがメイプルで、新しく追加したモデルがホンデュラスマホガニーネックです。

”トグルスイッチやピックアップの切り替えスイッチなどはあります?”

どっちのモデルも搭載されていて、トーンノブを押すとシングルタップへと切り替えできます!

”その機能はライブやレコーディングでも使用されているのでしょうか?”

レコーディングでも結構使いますねー!

実はシングルコイル搭載のギターって持っていなくて、シングルっぽい音が鳴っていたら大体はこのタップ機能を使ってます。

dps3枚目のEPに「オレンジみたいな昼下がり」っていう曲があるんですけど、それは全てシングルタップで弾いてますね。もちろんライブでも結構こまめにいじってます!

”今まで使用されていたギターと違って弾き心地はいかがでしょうか?”

フロイドローズは、ユニット自体がギターのボディーをくり抜いて、そこに設置されているので平坦なんですけど、新しく追加したモデルはテイルピースがボディーの表面に設置されていて出っ張っている状態なので、ピッキングをする右手の慣れは結構時間かかりましたけど、、、(笑)

やっぱり弾いていると慣れてくるものかと思います!

”今後、dpsでは新しいギターがメインになるのでしょうか?”

そうですね、でもその時の気分で変えようと思ってます。

今まで使用していたギターも良いギターなんで(笑)。

”今回のギターは木目変えましたよね!? 笑”

今回は変えましたね(笑)。

色合い的に赤と茶色でちょっと被るなと思ったので、木目が違うとギターの表情も変わるかなと!

”実際に他に使用されているギターは何本かございますか?”

他にESPのモデルが2本あるんですけど、dpsではあんまり使ってなくて。そのうちの1本は結構メタルなVシェイプの黒ラメのギターで、それをdpsで使うのはちょっと浮いちゃうなーってことでなかなか出番がないんですけど、、、(笑)。

でも音はもちろん良いですし、フレットも27まであって普通のギターじゃ出せない音を出してくれるので、レコーディングだけで持ってきて使うことはたまにありますねー。その音だけ欲しさに(笑)。

”フロイドローズの裏のスプリングのチューンについてですが、他のフロイドローズのギターは全部あのチューンで統一しているのでしょうか?”

全部統一してやっていますね、dpsをやり始めてからドロップDチューニングが増えまして。その影響もあって低音弦のテンションを稼ぎたいという狙いがあるんです。

”基本的にdpsのチューニングは同じ?”

半分ぐらいはドロップDチューニングです!

”ライブ中にギターを持ち替えたりはします?”

フロイドローズのギターしか使用していなかった時は、セットリストの前半はドロップDチューニング、後半はレギュラーチューニングと決めて、途中でギターを持ち替えていたんですけど、新しいギターになってからはその場でチューニングを変えられるので、その辺りは便利ですね。すぐに対応できるので(笑)。

”セットリストの幅も広がりますよね!”

そうですね。今までにないセットリストの組み合わせもできるようになりました!

”ギターの弦はどちらのメーカーを使用されていますか?”

DR StringsのVERITASっていうモデルを使用しています。DR Stringsとエンドースをさせていただいていて、同じDRの別の弦とVERITASを弾き比べした時に、弦のテンションがやっぱり違うんですよ。VERITASの方がちょっと柔らかみがあるんですけど、ピッキングもすごく食いつきがよくて。今は本当に欠かせないというか、色んな弦を試した中でもVERITASが一番自分に合ってましたね。

”使用されているゲージはどちらでしょう?”

0.9-4.6ですね!

”0.9-4.6の理由はダウンチューニングが多いからでしょうか?”

というのもありますし、4.2は自分の演奏スタイルではちょっと頼りないかなって思っていて、、、特にdpsはリフがゴリゴリっとしたものが多いので、余計にパワーが欲しいっていうのがあって0.9-4.6を選びましたね!

”アンプは前までMarshall上下がメインでしたが、ヘッドがKemperでキャビネットがMesa/Boogieに変わり、結構音の傾向が変わったと思うんですけど何か理由があるのでしょうか?”

森丘:Marshallのキャビネットってミドルが出るってイメージがあったんですけど、どちらかと言えばドンシャリ気味な気がしていて。特にハイがあんまりギラギラしたのが好きじゃなくて、、、

そういう点でMesa/Boogieって中低域がしっかりズンとしていて、高域もギラギラしすぎていないっていうのが個人的に好きで選びました。

でも、ライブハウスによってはMarshallしかないところもあるので、そのあたりはKemperのセッティングで対応しています。

”Mesa/Boogieのキャビネットを使う時とMarshallのキャビネットを使う時とではセッティングは違います?”

そうですね、イコライザーもちょっとずつ違います!

”Kemperのモデリングはどのようなセッティングでプレイされています?”

今はSuhrのSE100のデータをKemperに入れて使っています。元々Marshallの音は好きなんですけど、ビンテージのMarshallってMIDI制御ができないとか、今のテクノロジーには対応してないんですよ。それが使い勝手が難しいなっていう印象がずっとありまして、、、SE100も元々MIDIとかついていないモデルなんですけど、Kemperに入れて使うことでデジタルで色々制御ができるのがすごく助かってますね!

”SE100自体かなり高いモデルですよね? 笑”

そうですね、色々揃えるとすごい額いきそうですね(笑)。

”EQのセッティングはいかがでしょう?”

ミドルが強めですね。おそらく他の人より+3くらいガッと上げています。

ミドルを上げると音が前面にしっかり出てくれますし、リードもすごく弾きやすいので、そのあたりは特にこだわっていますね。

”ちなみにKemperを使い出した時期は?”

5~6月くらいからですね。もう半年以上使っています。

”アナログからデジタルに変わる不安とかありました?”

そうですね。最初は不安もありました(笑)。

”半年ぐらい使用されてみて今はいかがでしょうか?”

今はむしろKemperの方が音も追求しやすいです。Marshallのようなヘッドアンプって表のフロントパネルのEQでしか調整できないところを、Kemperなら好きな場所にEQが置けるんですよね。ヘッドアンプの前とか、ヘッドとキャビネットの間にEQを置くだとかっていうことの使い勝手がすごくいいです。他にはKemperの中のブースターなんかも使用するんですけど、そういったセッティングもやっぱりこれ一台で完結するのがすごく助かります!

”Kemperのエフェクトは使用されていますか?”

空間系は全部Kemperで、リバーブは全てのチャンネルで使っています。ソロの時はディレイをしっかり深めにかけますね。あとギターソロを弾く時に、アンプ側のゲインを上げるのってあんまり好きじゃないんですよ。その代わりにブースターをかけたいタイプで、そうするとミドルもちょっと持ち上がったり、アンプのゲインを上げるのとはまた違ったリッチな歪み方になるんです。それも全部Kemperで完結できるので(笑)。

実際にこれ1台でASIA TOURも回りましたし!

”自身のプレイスタイルの引き出しとして、Kemperを使って広がりました?”

森丘:かなり増えましたね。歪みチャンネルはSuhrのSE100なんですけど、クリーンはMesa/Boogieのジョンペトルーシモデルのクリーンを使ったりして。そういう切り替えができるのがすごくいいですね。

”足下のエフェクトの踏み替えはどうされていますか?”

普段はバッキングのディストーションのチャンネルと、曲中のオブリなどちょっとギターを際立たせるためのチャンネルと、がっつりボリュームが上がるソロのチャンネル。あとはクランチとクリーンですね。足元のスイッチャーは5つのチャンネルで対応できるようにしています。

”バンクは曲ごとには使用されない?”

森丘:バンクはハムバッカーとシングルタップ用で2種類ですかねー。その時々でバンクを使い分けてますね。

”そのほかの足元はワウとボリュームペダル?”

そうですね、その辺りはシンプルにしてます。

”ワウはCRYBABY派ですか?”

好きですねー (笑)。

一時期VOXにハマった時期があったんですけど、やっぱりエグめのワウはCRYBABYの方がしっくりきますね!

”ワイヤレスシステムはいかがでしょうか”

やっぱり足元のシールドケーブルを気にしなくていいっていうのが良いです。以前はシールドが足に絡まったりしていたので。回線トラブル等もなかったのでその点でも便利ですねー!もうかれこれ2~3年使用しています。

”ソロの森丘直樹とdpsの森丘直樹の違いはありますか?”

ギターインストをしていた時はメタルがメインだったので、もっと歪みも多かったですし、アンプのモデリングも違ったんですけど、dpsではバンドにあった音作りっていうのを意識して歪みも抑え気味であったり、当然ボーカルがメインなので歌の邪魔にならない程度のセッティングにしたり。歌をギターで邪魔するのは間違ってるなっていう考えがあるので、音作りはかなりこだわってますね!その分ギターインストになった時は僕がメインなので自分のギターを前面に出して好き放題やってますね(笑)。

”dpsとソロの時のフレーズは別で意識されていますか?”

そこは意外にかぶる部分がありますねー。dpsでもギターソロのコーナーは自分の好きなようにやらしてもらってます。ソロで使うつもりだったアイデアもdpsの曲に入れたりしていますし (笑)。

”影響を受けたギタリストはいますか?”

昔も今もなんですけど、GALNERYUSっていうメタルバンドのSYUさんが一番好きで。ライブも欠かさず行っていて「弟子にしてください」とお願いすることもありました(笑)。

最近ではアジアツアーでもご一緒させていただいたマーティさんのCDを毎日聴いていたり、色々なギタリストから美味しい技を吸収したりしてますね。

”マーティさんと一緒に名探偵コナンのメイン・テーマを演奏されてましたけど、どうでした?”

緊張しましたね(笑)。

実際に演奏する前に一度、どういったアレンジにするか打ち合わせする日を設けて、7時間くらいスタジオにこもったんですけど、その時から本当にいい緊張感で。もちろん僕も中学1年の頃からCDを聴いていた方なので、そういう意味でもすごい時間だなって思いましたね。マーティさんから「こんなフレーズを入れるのはどう?」といったアイデアがカッコ良かったりしてすごく良い影響を受けました!

僕は元々速いテンポのメタルをやっていたのでチョーキングをバッと速く上げる癖があったんですけど、マーティさんはゆっくり「グーーーッ」とあげたりとか、一度早く上げた後に下げてまた上げるみたいな緩急をつけたり、チョーキング一つを取っても色々な表現があるんだな、と改めて勉強になりましたね!

”最後に、2019年これからの森丘直樹が目指すギタリストとは?”

前から言い続けてる事なんですけど、元々KISSが好きで音楽を始めたので、日本だけでなく海外でも「NAOKI MORIOKA」っていう名前が浸透して、僕のことを世界中の人が知っているような、そんな存在になりたいですね。ギターヒーロー的な。

それこそ、シンガポールでマーティさんと街を歩いていたら、周りの人から「もしかしてマーティさんですか?」みたいなシーンもあって、やっぱりこれってかっこいいなって思って(笑)。

自分も近づけるように頑張りたいと思っています。

以上 インタビュー

いざインタビューをしてみると、自分達が思っている以上にプレイスタイルに音作り、細かいニュアンスにこだわりがありました。今後の森丘直樹さんの新たなプレイスタイル、Kemperエフェクトによる新たなアプローチも楽しみにしています!

2/10にdpsは初のワンマンライブdps LIVE [dEpARTUREs] を控えており

ASIA TOURを経て更に一皮剥けたパフォーマンスを観せてくれるに違いないでしょう。

2019年はdpsの活動、そしてギタリストとしての森丘直樹さんの飛躍に目が離せません!

森丘直樹 × マーティ・フリードマン -

“名探偵コナン メイン・テーマ”

ーProfileー

兵庫県出身。6 歳で父親に聴かされた“KISS”に衝撃を受ける。12歳頃よりギターを始め、食事をとりながらでもギターを弾くほど没頭していく。その後YouTubeへの動画投稿を始め、その驚きのギターテクニックで注目を浴びるようになる。2014 年、若手ギタリストの楽曲を収録したギターインストアルバム(V.A.)『GUITAR BATTLE WORK SHOP』に参加し、本格的にギタリストとしての活動をスタート。ギターインストのライブを精力的に行う一方、2015年9月にライブ会場限定でメタルギターインスト 1st EP『Sagittarius』、2016年6月に 2nd EP『Eclipse』をリリース。さらにアレンジャーとしても活動を行うようになり、d-project 1st AL『d-project with ZARD』では収録曲「愛が見えない」のアレンジを手掛けている。また、ZARDデビュー25周年記念ライブにバンドメンバーとして出演。その他、DAIGO、倉木麻衣の楽曲へギターソロで参加するなど活動の幅をますます広げている。一度見ると忘れられない、見る人を驚かせるギターテクニックを武器に、世界で通用するギタリストを目指す。ESPエンドーサー。

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